《表7 登熟期間における日平均気温の平均1℃あたりのアミロース含有率の変動(ΔAM,%/℃)[22]》

《表7 登熟期間における日平均気温の平均1℃あたりのアミロース含有率の変動(ΔAM,%/℃)[22]》   提示:宽带有限、当前游客访问压缩模式
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《"日本の寒地,北海道におけるうるち米良食味育種(日文)"》


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注:ΔAM(%/℃):人工気象室において高温区(日平均27℃)と低温区(日平均19℃)で出穂期から成熟期迄登熟させ,高温区のアミロース含有率から低温区の同率を減じ,温度差で割った値。

以上のように,北海道内、東北以南およびアメリカの「国宝ローズ」からの良食味遺伝子や突然変異による低アミロース遺伝子を利用して、主に炊飯米の粘りや柔らかさを向上させて食味を向上させてきた(表6)。しかし、これら「北海287号」および,とくにアミロースが低い「NM391」の低アミロース遺伝子を有する品種は,食味官能試験で「粘り」や「柔らかさ」がかなり高評価となるものの,「総合評価」ではそれらの評価値よりも低くなることが認められた(表6,図12)。すなわち,一定程度を越えた「粘り」と「柔らかさ」は必ずしも好まれないことが明らかとなった。また,両低アミロース遺伝子を有する品種は,登熟期間の平均気温1℃の上昇に対するアミロースの低下が他の品種に比べ大きく,変動が大きいことが認められた[22-23](表7)。