《20世纪の遗产》

第1部11

二十世紀と共に生きて13

アメリカの世紀50

ケインズ革命の遺産89

中国革命は何であったか117

「神々の渇き」の政治学145

「熱い国」の行方175

西欧は没落するか213

中国社会の近代化235

大衆社会の帰結273

現代世界の危険301

アイデンティティの探求327

二十世紀とは何であったか361

第2部399

I　二十世紀という時代401

二十世紀という時代402

二十世紀の遺産と教訓408

チェンバレンとチャーチルの一致点413

全面戦争とアメリカ418

「戦後七〇年」423

主権国家のゆくえ429

国際立法の世紀のジレンマ435

国家単位の無限発展幻想441

パソコン時代は均衡論と抑止論とをこえる条件を創出しうるか446

II　二十世紀の特質451

二十世紀の功罪を超えて452

二十世紀的経験458

文化的優越性について163

古代を語ることば468

高度工業化の時代473

二十世紀の歴史における特質470

「社会の時代」の終わり484

政治の経済化から経済の政治化へ490

変化の生気とゼーション現象495

五百年前のシンポジウム500

III　二十世紀と日本505

アメリカ人と日本人507

二十世紀の遺産と明日の日本のグローバルな役割525

日本と二十世紀の遺産543

「歴史は良き教師である。ただ、惜しむらくは良き生徒を持たない」552

われ一身にして三世を経たり555

二十世紀が後世に与える教訓は何か560

「近代の超克」論の運命565

青春の長江571

IV　永井教授のこと578

キューバ危機とケネディ暗殺578

グレー·ゾーンで生きてのびる583

永井教授の業績589

永井陽之助さんのことども593

「二十世紀の遺産」によせて599

永井政治学の思想的性格601

あとがき622