《EUROュ一ロの働撃！ がどラ変ゎるのカ：日本企业への影？は》

I章 壮大なる「ユーロ共栄圏」が出現する11

１　半年早かった「世界通貨危機」12

２　「ドル一極体制」から「ドル·ユーロ二極体制」へ17

３　通貨統合参加への四条件22

４　通貨統合への助走―ERM27

５　財政基準達成への苦闘31

６　通貨統合のかなめ、ドイツの戦い38

７　ドイツ、フランスの確執の原因48

８　「欧州中央銀行」での最後の対決54

II　章 1999年、何が変わるのか61

１「ユーロ」への意向は三段階で62

２　ドイツ連邦銀行にならったECB68

３　ユーロ圏内決財システムの大改革79

４　ユーロ未参加国との通貨調整はどうする？85

５　ユーロ導入の恩恵とは何か90

III　章 なぜ欧州は「ユーロ」をめざしたのか99

１　ユーロに殉じた戦後最長の宰相100

２　通貨統合こそが欧州平和の切り札108

３　七〇年代の通貨危機から生まれたユーロの「ひな形」116

４　通貨統合を加速し、決定づけたドイツ統一127

５　高失業率解消の「切り札」としてのユーロ133

IV章 「ユーロランド」の実力137

１　米国に匹敵する経済圏の誕生138

２　ドルからユーロへ143

３　「最適通貨圏」という視点150

４　難しい労働市場の柔軟性確保153

５　バナナとサンベルトで産業集積158

６　金融大再編が始まった163

７　市場はどこが中心になるのか170

８　税制調和という難問177

V　章 ユーロを導入しない国々181

１　無視できない非ユーロ導入国182

２　第二陣以降をにらむ英国184

３　ERM２への参加を決めたデンマーク191

４　社会福祉削減を嫌うスウェーデン195

５　条件達成に邁進するギリシャ198

VI　章 日本企業はどう対応するのか201

１　収縮する邦銀202

２　日本企業に迫られる「価格」と「欧州仕様」の統一206

３　「ユーロ建て決済」へ雪崩うつ日本企業210

４　欧州現地法人に大幅な権限委譲ができらか？213