《现代国际社会と日本の役割：真の国际贡献とは何か》

序章 国際問題への関心―私の学生時代の経験から1

第1章 「太平洋戦争」と「十五年戦争」·「アジア·太平洋戦争」―現代日本と第二次世界大戦の教訓23

１　第二次世界大戦で日本はどこの国に敗北したのか23

２　「太平洋戦争」史観の問題性28

３　「太平洋戦争」の史的背景41

４　戦後日本のアジア外交の問題点46

第2章 現代国際政治の主な見方と問題点50

１　学生たちの「戦後の世界」認識と高校「世界史」教科書での記述50

２　「両極システムから多極システムへの構造変化」論55

３　「東西冷戦―デタントー新冷戦―ポスト冷戦」論60

第3章 戦後国際政治の枠組みをどう捉えるか―戦前との対比67

１　日本国憲法の謳う「国際社会」とは67

２　現代国際政治の構造的変容70

３　「冷戦」の意味するもの81

第4章 戦後日米関係と「安保体制」―東西「冷戦期」から「脱冷戦期」へ87

１　現代世界における日米関係の位置88

２　日米関係の史的展開95

３　「日米関係」論への階層別アプローチ124

第5章 戦前·戦後の日露(日ソ)関係と「北方領土」139

１　「北方領土」問題とは何か141

２　戦前の日露間領土問題の歴史的経緯147

３　戦後の日ソ関係と領土問題交渉152

４　日露間領土問題の解決に向けて159

第6章 旧ソ連外交の功罪と挫折要因169

１　旧ソ連外交の評価基準170

２　旧ソ連外交のイデオロギーとその変遷176

３　旧ソ連外交の挫折要因185

終章 二十世紀末国際社会と日本の役割―国民から見た国際貢献193

１　「国際平和」と「新世界秩序」196

２　民際的次元から見た日本の国際貢献206

あとがき213