《90年代の国际金融》

まえがき1

第1章 1990年代の国際金融問題―国際収支不均衡の経済分析11

１　はじめに11

２　日本経常収支不均衡は経済問題か11

３　日本の国際収支構造とその経済学的な意味28

４　政策協調35

５　結びにかえて39

第2章 国際的資金需給と実質金利―過去20年間の経験と90年代の展望45

１　はじめに45

２　貯蓄·投資と金利，国際収支46

３　１９７０年―８０年の国際的資金需給47

４　日本の経常収支動向51

５　ソ連·東欧地域の経済発展と世界経済への影響55

６　まとめ60

第3章 世界の貯蓄不足と高金利―分析·ドイツ統合の世界経済への影響63

１　はじめに63

２　経済の統合度と中期世界経済モデル65

３　東西ドイツのシミュレーション分析73

４　おわりに81

第4章 東欧経済改革と資金需要―経済改革の必然性とコメコン崩壊後の展望85

１　はじめに85

２　東欧の経済パフォーマンス86

３　東欧経済の問題点98

４　東欧の経済改革106

５　東欧の資金需要112

６　おわりに119

第5章 途上国の国際収支とそのファイナンス―経済発展における資本フローの役割125

１　はじめに125

２　発展途上国への資本フロー127

３　債務を伴う成長131

４　債務危機と発展途上国140

５　債務からの脱却150

６　おわりに156

第6章 欧州通貨統合―その現状と展望159

１　はじめに159

２　１９７０年代における通貨統合への動き160

３　EMSの仕組みと評価164

４　通貨統合への新たな動き174

５　これからの動き184

第7章 検証·国際金融市場の機能と構造―国際金融市場の発展過程と今後の展望187

１　はじめに187

２　国際銀行市場·資本市場の発展過程190

３　国際銀行市場·資本市場の現状205

４　国際銀行市場·資本市場のリスク215

５　おわりに220